離れればいくら親しくってもそれきりになる代わりに、
一緒にいさえすれば、
たとえ敵同士でもどうにかこうにかなるものだ。
つまりそれが人間なんだろう
『道草』 夏目漱石
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漱石先生でもこんなことを言っている
最近は どうしても どうにもならない人が こんなにも増えているというのに
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ある宝塚の人がインタビューで
宝塚の女の子とはツーカーで話が通じるけれど
夫とは話が通じなくて
いちいち
私はこういう人でこういう風に感じるから何はどうしてとか
説明する必要があって
とてもとても煩わしかったとのことだ。
それくらい現代人はお互いに異邦人なのだろうと思う。
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第一、嫌いな人とはもう一時もいられないという人が多いと思う。
それだけ豊かな社会だということなのだろう。