ナチュラルハウスでミカンとバナナを買う
2008年11月5日紀ノ国屋がやっとの事で新装オープン。
仮店舗でどのくらい経ったのだろうか。
目の錯覚か、最初から傾いているような気がする。
最近では紀ノ国屋に似たようなスーパーも多くなった。
輸入品そのものがあまり珍しくなくなり、
むしろ国産の新鮮な野菜と魚と肉が求められるものの中心になった。
いちいちの食品が盛大な言葉とともに送り出されて売り出される。
そんなものおかしな状況だと個人的には思う。
近所の人がどんな態度で育てているのかを目の当たりに見て、
その上で買って食べるのが普通だと思う。
遠くの商品を飾りのついた言葉で食べてみてもどうしようもないだろう。
最近は紀ノ国屋が少し遠くなっていたこともあってナチュラルハウスで買うこともあった。
興味があってカタログを取り寄せてみたら
お歳暮の品物一覧は写真入りで普通程度の盛り上げる言葉が書いてあるが、
普段の商品については写真も説明もない硬派なものだった。
コンピュータパーツのカタログよりも素っ気ない。
しかしそんな態度に共鳴する人も少なからずいるのではないかと思う。
三浦半島の農場の人の話では
食べ物の栽培も販売も誠に難しい。
肥料が違うんだけどそこはあまり強調したくないという。
鎌倉の紀ノ国屋で困るのは生鮮品の入荷で、
夏の間、一本しかない道路が渋滞するのはどうしようもないそうだ。
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クラシック関係のコンサートのチラシも白々しい言葉が踊っている。
書く人は恥ずかしく思っていると思う。
読む方は恥ずかしく思っている。
クラシックのCDやDVDの解説も大変な盛り上げようだが
ちょうど紅白歌合戦の司会者のようだと思う。
最近は見たことがないので分からないがたぶん。
クラシックの演奏とあの奇妙な衣装は何か関係があるのかと
いやなことを聞いたら
だってそういう世界だからそれでいいのだと言っていた。
「そういう世界だから」と。