マーケッティング

マーケッティング関係の人の話を聞くと
特有の用語が散りばめられ、
いかにも業界人という感じがする。

言っていることは半分は
合理性を追求する経済学だが
半分は心理学で
ブランディングとか購買欲求の話とかで
場合によっては無駄なものもついでに買わせる。

値段の付け方のテクニックとかも具体的で分かりやすい。
人の心がこんなにも簡単かと思うくらいだが
多分簡単なのだろう。イチキュッパなど。

こんなにもたくさんの研究があり文章があるのだから、
それに見合って儲かっているはずで、
やはり世の中はおかしい。
こつこつと畑を耕した人が一番報われるはずなのに。

ジャガイモの一番頭のいい売り方を議論している暇があったら
畑を耕そうと思うのは
やはり原始人なのだろう。

次の段階は、「ジャガイモの一番頭のいい売り方を」どうやったら一番うまく売ることができるかで、
知恵を売るときには必然的にこのような階層の多重化が発生している。

ジャガイモはジャガイモであるが
知恵は階層化してメタ化する。
知恵についての知恵が成立している。
これを何度も繰り返しているうちに次第に心理学そのものに近づく。