オレオレ詐欺は
親の自己愛の延長としての息子の危機だと聞いて
自分自身の自己愛の核心部が傷つけられる感覚を持ち
こっそり対処してしまおうと思うものかもしれない
電話をかける数と
詐欺が成功する数と比較すると
膨大な数の失敗があるのだと思う
実に忍耐強いものだと思う
それくらいの努力家ならば
何でも仕事ができるように思うが
そうはいかないらしい
社会政策としては
真っ当な仕事がここにあり
これをやると収入はこれくらい
しかも世間にはいい人だと言われ感謝もされる
そんな仕事を用意しておいて
詐欺商売の苦労と結末とを考えてもらい
比較検討する材料を与える