老年に直面することは実際つらい
当面の問題は
介護が必要になったときどうするかの問題だ
もちろん誰も介護してくれるはずはない
お金を払って雇ったとして
その人がまじめにやってくれるかどうか保障もない
虐待されるかもしれない
人間は都合の悪い現実を見たくないものだし
一方では被害妄想を抱きやすいものだし
いずれも不幸の原因になりやすい
老人ホームに入居したとして
幸せになれる保障もない
第一そんなお金がない
どうするか、かなり難しい
とりあえず解決をのばし、考えること自体をのばし、直面化を回避している。
しかし時にこうして考えこんでいる
実際恐怖である
風呂場で転んで電話もできなかったら
寒い中でそれきりである
寒いのと痛いのは嫌だ
だけど時間はじりじりと進行している
超越はできない
いまのところ無理