景気循環と気分循環 気分と妄想の測定

市場経済の循環の仕方は
躁うつ病の気分循環と一致していて
多分原理が同じなのだろう

数学モデルにして記述すれば同型性が証明できるのかといえば
経済の方は数値指標がいくつもあるのでそれなりに計算しやすいだろうが
気分を数値化することは難しい

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これとは別の話で
昔から言われていることなのだが
経済が下向きになるとうつ病が増えて自殺が増える
これは同型性どころか時期も同じだということだ
確かに破産していて楽しいわけもない

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また、数値化の話では、妄想の数値化が問題になっている
この人よりもあの人が妄想がきついとか
一人の人でも治療によって妄想の程度が軽くなったとか思っているのだから
数値化できるはずだと思うのだが
どのようにして客観的に測定したらいいのかよく分からない

不安も数値化できそうな気がするがまだできていない

被害妄想が代表的だけれど質的に違う妄想を一つの物差しで測ることができるものかという問題はある
複数の物差しがいいとすればいくつ用意したらいいものか

誇大妄想は躁病だし
貧困妄想はうつ病だけれど
やはり被害妄想は被害妄想同士で比較するのだろう

隣の人に覗かれているという妄想とCIAのスパイに脳を支配されている妄想はやはり程度が違うように思う

ここであげた同種とか異種とかは
観察している脳の側で分類しているだけで
本当に意味のある分類なのかも怪しい

たとえば大天使度とか魔女度とかそんな話になっていないとも限らない
どうせ人間は歴史的な存在なのである