工作機械メーカーはサービス業と考えを変える

工作機械メーカー。

物作りではなく、サービス業だと書いている。

納品した機械のアフターサービスに細かく心がける。
交換部品を揃えて、すぐな対応する。
不具合問い合わせに、待たせることなく、専門家が対応する。
そうすることで、納品先では機械を停止させることなく運用できる。

アフターサービスの充実は、員数を揃え、IT(情報技術)化を進めればいいだけではない。
顧客から信頼され、きちんとしたコミュニケーションができる人材の育成が不可欠だ。
「うちは受付も全部正社員です」と当たり前のように言うのは、
こういった考えが背景にあるからだ。
「鉄工所の社長さんとか、お客さんが最初に接するのは受付ですから。
彼女たちが全部覚えてないと、どこの誰か分からないですよね」(森社長)。
「安い給料で人が雇えるなんていうのは幻想です。
40代の社員が可処分所得で600万円をもらうというのは、
経営者としては最低限の務め」

何て立派な社長さんなのだろう。

「お客さんが最初に接するのは受付」
これは真実だ。

どこでも人材はほしいのだが。