あひおもはで かれぬる人を とどめかね 我が身は今ぞ 消え果てぬめる

相思はで離(か)れぬる人をとどめかね我が身は今ぞ消え果てぬめる(あひおもはで かれぬる人を とどめかね 我が身は今ぞ 消え果てぬめる) 両思いにさなりたくってさなれないもんだ行っちゃうあなたをとめられないしいっそ私は消え … Read more あひおもはで かれぬる人を とどめかね 我が身は今ぞ 消え果てぬめる


吹く風にわが身をなさば玉すだれ ひま求めつつ入るべきものを

吹く風にわが身をなさば玉すだれ ひま求めつつ入るべきものを 私の身を、もし風にすることができたなら、 あなたを隠している玉すだれの僅かなすきまを探して 入ってゆくのに。 と携帯メールして、令嬢を門の外で待っているわけだ。 … Read more 吹く風にわが身をなさば玉すだれ ひま求めつつ入るべきものを


一冊の本を残したい

わたしは一冊の本を残したい 高校生の心の栄養になるような本。 子供が高校生になったら読ませたい本。 高校の先生が生徒にプレゼントしたくなるような本。


『福永武彦追悼文』堀田善衛

青春は身の程知らぬ冒険でもありうる。目的地に達しうるかどうかは、頭のよしあしなどにはかかわらない。信じて持続できるものを見つけたか否かにのみかかわる。 『福永武彦追悼文』堀田善衛 人よ、信じなさい。


海人の刈る藻に住む虫のわれからと音をこそ泣かめ世をば恨みじ

海人の刈る藻に住む虫のわれからと音をこそ泣かめ世をば恨みじ 「われから」は、「割れ殻」(海藻に付着する甲殻類の動物)と「我から」との懸詞。世は男女の仲漁師が刈る海藻に住む虫の割れ殻、それと同音で、我から起こったこと身から … Read more 海人の刈る藻に住む虫のわれからと音をこそ泣かめ世をば恨みじ


いたづらに行きては来ぬるものゆゑに見まくほしさにいざなはれつつ

いたづらに行きては来ぬるものゆゑに見まくほしさにいざなはれつつ また行ったり来たりしちゃったよ 会えないだろうって わかってるけど ***** 空しく行き来している 名古屋で君に会おうと思えば会えるのだけれど 会わないで … Read more いたづらに行きては来ぬるものゆゑに見まくほしさにいざなはれつつ


オシリスとイシス

オシリスあなたは偉大なる王人々を教え導き明かりを照らすナイルの川もあなたを言祝ぐ セトあなたは月の光に触れた人嫉妬と謀殺のあらわな言葉あなたの名前は刻まれる 腕と足、腎臓と心臓がナイル川に浮かんで沈む偉大なるオシリス王の … Read more オシリスとイシス


子供の名前

年賀状に書かれている名前を見ると、 子供の名前付きは減っていて、 写真付きも減っていて、 夫婦だけ連名のものが増えている。 もうそんな年じゃないと 言い始めているのだろう。 子供の名前なら、 元 はじめ 尊敬する中村元先 … Read more 子供の名前


赤字補填債券

赤字自治体と赤字病院ばっかりですが、日本国に見習って、債券発行でお金を調達できないですかね。 債権を印刷することはできるけど、誰も引き受けてくれないよ。将来の見込みが全然ないんだから。 え、でも、日本の国債は誰かが買って … Read more 赤字補填債券


過疎地にお金を

いま、東京から田舎にお金を恵んであげるという話になっている。 将来、これがそのままスライドして、 米国と中国が、日本という過疎地にお金を恵んであげるかどうかという話になるだろう。 中国の黄砂を浴びているのは日本じゃないか … Read more 過疎地にお金を


年金と子供

子供を産まない、育てないということは、 形を変えた年金逃れである。 未来へのリスクヘッジを怠っている。 年老いた自分がイメージできていない。 一種の怠惰である。 勤勉な人間のやることではない。 年金があるじゃないかといわ … Read more 年金と子供


たとえば多指

たとえば六本指で生まれてくる子は結構いるもので、 早いうちにオペしちゃいます。 それはそれでいいんですが、実際、それは病気じゃないし、 先天性障害ともいえない。 先天性奇形とは言っても、 ただ六本あるだけで、医学的にはど … Read more たとえば多指


ある患者さん

ある患者さん。 ***** たとえば、台所の排水溝が我慢できない。 排水溝を清潔に保つためにおいておく、 タブレットをケースにつめたもの。 それがいつまでもいつまでも汚れたままで置いてある。 その無神経さに絶望する。 一 … Read more ある患者さん


ニコラス・ケイジ

映画をちらっと見かけた。 最近来日した。 この人のは、どの映画を見ても、 ニコラス・ケイジだと思うだけで、 どんな役なのか、どんな性格で背景なのかとか、 全く思わない。 日本で言えばキムタクだ。


米国資本が、米国株と日本株を売って、 その金で原油先物につぎ込んでいるとしたら、 これこそチキンレースだ。 中国株の加熱はまだ続いている。 もうとっくにバブルがはじけて 泣きを見ている人が溢れる予想だったけれど、 まだ続 … Read more


冬の夜の雨

春の夜の夢と定番中の定番だけれど、冬の夜の雨というのも、好きなものだ。北国では雪になってしまうはずで、東京あたりでも、ひょっとすると雪かなと思うところで、これが海の近くではだいたい雨で終わってしまう。ときに生ぬるいようで … Read more 冬の夜の雨


今日のパスタ

イタリア暮らしになれるため、パスタを多くしている。今日はまずキューピー イタリアンテ アラビアータソースをディ・チォコ No.10 フェデリーニ 太さ1.4ミリで食べた。なかなかおいしい。まずにんにくをオリーブオイルで熱 … Read more 今日のパスタ


F.A.E.ソナタ

F.A.E.ソナタ(Sonate F.A.E. [Frei aber einsam])は 1853年にドイツの作曲家であるロベルト・シューマンが 友人アルベルト・ディートリヒとヨハネス・ブラームスとともに 作曲したヴァイ … Read more F.A.E.ソナタ


正月の妄想

ここはある精神病院。 正月り4日は仕事始めだけれど、 お医者さんはみんな休みたいようで、 わたしが日当直をしている。 病院食もお正月メニューだし、 レクリエーションの時間も、 お正月らしく演出。 看護職の人たちはせっかく … Read more 正月の妄想


啓吾

小此木啓吾先生は 自分の名前には「口」がいっぱいあって、 だからおしゃべりなのは仕方ないんだ とのことでした。 名前には二つしかありませんね。 ご本人はそれ以上だったように思いますが。 いま文章を読み返してみても、饒舌で … Read more 啓吾


子朝の間合い

子朝の何がうまいかというと、間合いだと思う。 ネタもよく考えられているし、 博識だったり、 声の調子もいいのだけれど、 ひとつには、タイミングつまり間合いなのだと思う。 これは人と話していても、落語をしていても、精神療法 … Read more 子朝の間合い


麻酔科開業の傾向

麻酔科は独立に不向きな診療科であることから、 医業資本家になれない者の弱みが現前した、 というのが本音かもしれません。 フリーランス化というよりも、 無産市民化という言葉が向いている気がします。 こういう意見があるくらい … Read more 麻酔科開業の傾向


ブラームス

なんとなくブラームスをクリックして、 アシュケナージ、クラリネット、と見出しをクリックして、流れてきたのが何とも不調、 10分くらい聞いて、苦痛に耐え切れず、 画面で探して、ブラームス交響曲一番、サイトウキネンをクリック … Read more ブラームス


春風亭小朝

春風亭小朝がテレビで短い創作落語。おもしろかった。7年前、桂三木助さん自殺。医者に行こうかと考えてくれたらと思うが。医者の側の実力がないのだろう。 お正月をホテルで過ごす中高年は少なくなくて、ある奥さんは、ホテル恒例の小 … Read more 春風亭小朝


上流

上流、中流というのは、ずっと聞いて育ってきたが、 下流というのは近頃言われているのだと思う。 上流という言葉があれば、 中流よりも先に、下流が存在するはずなのに、 あまり聞いたことがなかったのはどうしてなのだろう。 貧乏 … Read more 上流


星条旗

いきなり星条旗の下着だったとしたら、 もうそれでおしまいという気がしますが。 いろいろですかね。 さっきのテレビ。


ENOTECA

ついでがあったので、近頃のワインはどうかと思い、ENOTECAに立ち寄る。近くにあっても、めったに行かない。ビーフシチューランチを食べたことがある。レトルトと何が違うのか説明できなかった。店内は、生産地別に分かれていて、 … Read more ENOTECA


箸の先が割れた

いつも使っている箸の先が割れた。そんな使い方はしていないはずだけれど。これからは、自分の歯と、箸の先と、争うように欠けこぼれるのだろう。マイ箸を使った一時期があり、そのときのステンレス箸が手元にある。最近は食べもの屋で、 … Read more 箸の先が割れた


生牡蠣のレモン絞り

最近、どこでも出されて、大体おいしいと思うのが、生牡蠣のレモン絞りだ。母親は生の貝など信用できない、火を通すべきだと信じていたようで、子供の頃は食べたことがない。ホタテの刺身は母の好物でわたしも好きだから、生の貝を食べて … Read more 生牡蠣のレモン絞り


緊縛型

統合失調症に緊張型がある。誤植で緊縛型となっていた。読みで共通しないから、変換ミスではないはずだ。ジョークなのかも。


呪縛

最悪の状況で会った人とはその後も一緒に過ごせるようです。 いい時に会った人は、大変な状態になると蜘蛛の子を散らすように逃げていきました。 手のひらを返すというのが本当にあります。いまも昔のメールを見返すと、誰が、いつ、手 … Read more 呪縛


2010年には3兆円

健康というサブタイトルのついた記事。 45歳の女性は、健康食品、水、サプリメント、その他に、 月に14万円費やすという。 プラセンタ、マイナスイオン、高周波を出すオルゴール、磁気が入るリング。 血液クレンジングは一回3万 … Read more 2010年には3兆円


初心

新聞に馬場あき子の作品 初心とはいつでも帰れる貌をして傍らにありてすでに帰れず 景色がなくてつらい歌であるが、 初心を初恋と入れてもいい。 あるいは医者の話なら初診でもいい。 初診忘るべからず 初診で勝負がついていること … Read more 初心


高所

いえ、仕事っすから。はい、怖いっすよ、最初は。でも、まあ、みんなやってるし、事故したらみんな責任取らされるんで、きちんとしてますよ。今日は風がなくて、楽。写真とる人ね、けっこういますよ。


なみだ

わたしね、すぐに泣いちゃうの。どきどきするだけで涙が出て。すると、相手の人は困っちゃう。俺が何かしたか?とか泣けばいいと思っているのか!とかわたしは悲しいんでも怒ってるのでもないどうしてだか知らないけどなみだが出ちゃうま … Read more なみだ


95-120円

いろいろな予想。1ドル/円:95―120円1ユーロ/ドル:1.35─1.55ドル根拠と読み・米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和スタンスが強まることで、日米金利差の縮小の観点からドル/円は13年ぶりに100円を割り込む可 … Read more 95-120円


経団連 10年以内に世界最高の所得水準を実現

[東京 1日 ロイター] 日本経済団体連合会(経団連)は1日、年頭にあたって10年以内に世界最高の所得水準を実現するためにあらゆる政策手段を結集すべきとする提言「成長創造 躍動の10年へ」を発表した。  少子高齢化や新興 … Read more 経団連 10年以内に世界最高の所得水準を実現


海外で暮らす

受け取る年金が定額ならば、物価の安いところに住みたいと思うもので、定年退職者やその直前の人たちの間では、海外移住が検討され情報が交換されている。 聞いた話では、一般に、若い人なら、語学留学、ワーキングホリデーなどがあるが … Read more 海外で暮らす


くどい

「くどくど」と言う。「くどい」。これがもとで、異性を「くどく」という動詞が派生したらしい。「くどき節」という民謡がある。異性をくどくものと思うが内容はそうでもないようで、くどい繰り返しの節とも思われる。こういう背景がある … Read more くどい


人口減という深刻でどうしようもない問題

なぜこのまま日本にいることが危険なのかと言えば、私の素朴な直感によれば、現代の資本主義というものは、ちょうどいい程度の成長を必要としていて、つまり、インフレが予定されている。インフレがあるから、適度にものの値段が上がる。 … Read more 人口減という深刻でどうしようもない問題


国策としての映画

韓国映画で泣いて、映画産業について考えた。自動車産業は、製造産業自体が大きいし、ガソリンスタンドから、免許行政から、道路整備まで、さらに音楽や道順案内まで、とにかく裾野が広い。そして、トヨタがGMを抜いて、世界一だという … Read more 国策としての映画


雰囲気

雰囲気をふいんきと思っている人は少なくなくて、日本語変換できないのはなぜと言ったり、不陰気と書いたりとか、不思議なことだ。日本文化劣化というかゆとりの成果というか


津軽海峡冬景色で年が終り年が始まる ただ石川さゆりゆえに

風呂に入ろうと思って通りかかったら、テレビでは石川さゆりの津軽海峡冬景色。石川さゆりの津軽海峡冬景色は、実際、私の人生のいくつかの場面を彩ってくれた。歌とともに記憶している場面が、少ないけれどいくつかある。 この顔で、こ … Read more 津軽海峡冬景色で年が終り年が始まる ただ石川さゆりゆえに


紅白風景

買い物に出た。 みかんはひとつのスーパーで650円、 別のスーパーで400円だった。 食べてみたら特に変わりはないようだった。 農薬とかいろいろ値段の理由があるのだろうか。 テーブルに座って食事をしながら テレビをつけた … Read more 紅白風景