旅行 久保田早紀 異邦人 ゆらゆら

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わたしを置き去りに 過ぎていく白い朝

市場へ行く人の波に 身体を預け 石畳の街角を ゆらゆらとさまよう 祈りの声 蹄の音 歌うようなざわめき わたしを置き去りに 過ぎていく白い朝 時間旅行が心の傷を なぜかしら埋めていく不思議な道 さよならだけの手紙 迷い続けて書き あとは悲し...