背中

未分類

自分のことは自分が一番よく知っているというものでもない

わたしがよく知っている人間でも、ときには、まるで知らない人間になってしまうことがあるものだ。わたしがよく知っているのがほんとうのその人なのか、わたしの知らないのがほんとうのその人なのか  『久助君の話』 新美南吉「ごん狐」で有名な新美さん。...
未分類

とまり木

そぼふる雨なら防げるけれど 冷たい心は隠せない やせた女の止まり木に 背中を向けたにくい人 すがって行きたい あなたの後を とまり木/小林幸子
未分類

本箱の裏の金具

残骸の中に、木製本箱の背中が見えていた。補強の金具が見えている。この本箱を作った時の情景が浮かび上がる。あのときは本箱などの備品のほかに、床の配線に汗だくになったものだった。あのときはこんな終わりがあるなんてつゆほども思わなかった